「自分の機嫌は自分で取る」って最近よく聞きますけど、具体的にどうしたらいいかわかりません。
イライラしていたり、落ち込んだり悲しい気持ちになっている時、心がざわざわして落ち着きませんよね。人にあたってしまうことだってあるかもしれません。
しかし自分で自分の機嫌を取れるようになると、ストレスがたまりにくくなり、人間関係も良好に保ちやすくなります。
この記事では、自分の機嫌の取り方について、すぐできることや日頃からできる自分の機嫌を取るアイディアなどについてお届けします。
しっくりくるご機嫌の取り方は人によって異なるとは思いますが、自分のご機嫌を自分で取れるようになるヒントになれば嬉しいです。
~今すぐ試してみて~すぐにできる自分の機嫌の取り方
まずは今すぐにできる自分の機嫌の取り方をご紹介します。
道具もお金も使わず、どこでも気軽にできるのでぜひ一度試してみてください。
楽な姿勢になり、目を閉じて呼吸に集中します。
4秒で鼻から大きく息を吸う
↓
7秒間そのまま息を止める
↓
8秒かけて口から息を吐く
この「吸って→止めて→吐く」一連の流れを数回繰り返すだけです。
秒数は正確でなくても大丈夫。自分の心の中で「いち、に、さん、し…」と数えればOKです。
自分の機嫌を損ねる原因となっている事柄のことが浮かんでこないように、心の中で数を数えて呼吸に集中しましょう。
これは「478呼吸法」と言われる方法で、副交感神経の働きを高めてリラックス効果を得たり、自律神経を整える効果があります。
3、4回繰り返すだけでも気持ちがリラックスでき、イライラや悲しみ、不安な気持ちなどが落ち着いていくはずです。
さらに、自分の周りにきれいな空気がある事を想像し、それが自分の体中を巡り、きれいな空気が出ていくのを呼吸と一緒にイメージするとさらにポジティブな気持ちになることができるのでおすすめです。
私はこの方法でよく心を落ち着かせています。
この呼吸をした後は、不思議と感じていた心のざわつきが穏やかになるのでぜひ試してみていただきたいです。
人間関係でイラっとしたり悲しい気持ちになった時や、未来のことで不安を感じることもありますよね。
また現代はニュースメディアやSNSなどで、意図せずネガティブな情報に触れてしまうことも多く、知らぬ間に心をかき乱されてしまうこともあります。
そういった時、感情に振り回されずに穏やかな気持ちで過ごすためにこの方法を覚えておくことをおすすめします。
自分で自分の機嫌を取ることのメリットとは
「なんで自分で自分のご機嫌を取らなきゃいけないの?」
と思う人もいるかもしれませんね。ここで、自分で自分の機嫌を取ることのメリットを考えてみましょう。
自分で機嫌を取れない人は、環境や他人に依存してしまいがち。
「自分の機嫌が悪いのはまわりのせい!」
「まわりに機嫌を取ってもらわないと納得いかない!」
など、自分が機嫌を損ねたことをまわりのせいにしたり、周りが機嫌を取ってくれることを期待してしまいます。
しかし自分の機嫌を他人に取ってもらおうとしても、思うように動いてくれなかったり、自分の気持ちを理解してもらえず余計にイライラしたり落ち込んでしまうことも多いんです。
自分で機嫌を取れるようになると、そういった依存から離れることができ、余計なストレスや不安感などを感じることがなくなります。
また、「誰かのせい」「何かのせい」で自分の機嫌が悪くなったと思うかもしれませんが「機嫌が悪いという気持ち」は自分自身が生み出しているんです。他人や環境のせいにするよりも、心がざわついた時に「あ、いま自分はイライラしているな」と気付くことで、冷静に自分自身を見つめることができます。
冷静に自分の感情に気付けるようになると、自分の機嫌が損なわれそうになった時の対処もできるようになるため、結果的に良好な人間関係の構築や心の健康につながります。
負の感情を生み出しているのは結局自分なんですよね。
だから機嫌がよくなるのも自分次第です。
日頃から意識することで穏やかに過ごせる、自分で自分の機嫌を取る方法
日頃、ネガティブな感情になってしまった時に自分で自分の機嫌を取るためのアイデアをいくつか上げていきますので参考にしてみてください。
好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴きましょう。いつも聴く音楽でもいいですが、その時自分が心地よいと感じる音楽がおすすめです。好きな音楽に集中することでネガティブな感情が穏やかになっていきます。
散歩する
気の向くままに散歩をしてみましょう。いつもの道でもいいですが、いつもと違う道や通りを選択したり、分かれ道があれば自分のその時の直感にしたがってみるのもおすすめ。普段と違う道を歩くことでリフレッシュになりますし、心地よい散歩はリラックス効果を生むためネガティブな感情をいやしてくれますよ。
運動する
体を動かす運動もおすすめ。運動に集中することでネガティブな感情を忘れることができます。また適度な運動は、運動後にすっきりとした爽快感を味わうことができますよ。
お風呂に浸かる
ゆっくりお風呂につかりましょう。体も心もリラックスでき、気分転換になります。自分の好きな香りの入浴剤やオイルなどを使うとより心地よく過ごせます。お風呂に使っている時は、体をさすったりして労ったり、今の気持ちよさを全力で感じたりして、今を感じるのに徹することがポイントです。
気持ちを書き出す
機嫌が悪い自分の気持ちをノートやスマホのメモアプリなどに書き出してみるのもおすすめ。なぜネガティブな感情が生まれたのか整理し、認めてあげることで、書いていくうちに自分自身を癒すことができます。また自分はどうしたかったのか、何を求めていたのか、などを客観的に理解することでネガティブな感情に支配されずにうまく向き合えるようになりますよ。
自分で自分の機嫌を取って穏やかに過ごそう
自分で自分の機嫌を取る方法についてお届けしました。すぐ簡単にできることもあったと思いますのでぜひ試して見てください。
ただ、自分で機嫌を取ることに固執し過ぎず、時には信頼できる人に甘えてみることも大切です。溜め込みすぎてしまうと心がくずれてしまうこともあるので、バランスよく向き合っていきたいですね。